お泊り会
こんにちは。
公認心理師実務従事者第5期生のMDです。
新涼の秋が気持ち良い季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。先日、デイケアで毎年行われていたお泊まり会がありました。コロナの関係で数年ぶりの開催ということで、患者さんたちはドキドキしたりワクワクしながら参加をしていました。
当日のお泊まり会は、BBQや花火を通して、それぞれのペースで笑い声などが聞かれ、関わりたい気持ちがあってもなかなか関われない患者さん同士が、楽しそうに交流していました。その姿を見たら、楽しんでもらうためにお泊り会の準備をした僕も嬉しい気持ちになりました。
患者さんの中には、これまでに友達と花火をしたことのない方もいました。お泊り会では、仲の良い患者さん同士だけではなく、普段は話したくても話せない人同士が、花火の火を共有する時に距離が近くなっていました。そんな中、「花火が綺麗だね」と話し合っている姿を見ました。その姿を見て僕は、自分の気持ちを共有することは気持ちがいいものだと思いました。そのような体験は、大切な思い出になったと思います。
デイケアは、患者さんにとって日常的に人と関わる場であり、自分の気持ちを体現する場でもあります。今回のお泊まり会という非日常の空間で、患者さんとスタッフが遊びを通して関わることで、実は患者さんが歌が上手などの意外な一面を僕が知ることが出来る良い機会でした。そういった新たな一面を知って、普段のデイケアで患者さんの方から僕に対して話がしたいと声をかけて来てくれることがあり、そこから僕と患者さんが互いのことを知れて、良い信頼関係が築く第一歩になったと思います。些細なことから信頼関係を築いていくことで、患者さんにとってデイケアが少しずつ日常的に大切な居場所になっていくのだなと思いました。
まだまだ暑い日が続きますので、くれぐれも健康に気を付けてお過ごしください。
メンタルクリニック・ダダ
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